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お茶の水JAZZ祭
     
  
投稿者 : webmaster 投稿日時: 2017-06-27 (1200 ヒット)

 

 

 

エラ斉藤(斉藤倫子さん、W)さんが、CDを発売!

 
ジャズ批評等、各方面で大絶賛!!
すでに入荷待ちの販売サイトもあるようです。
ぜひお早めにお買い求めの上、ハリのある心のしみる歌声をお楽しみください!
 
 

 
 
My Songs / Ella Saito

エラ斉藤(vo)
秋田慎治(p)
 
2016年5月12日 東京・亀吉音楽堂で録音 
 
■収録曲
01 Side by Side
02 Gee Baby Ain't I Good To You
03 Georgia on My Mind
04 Do You Know What It Means to Miss New Orleans?
05 Misty
06 On The Sunny Side of the Street
07 Summertime
08 Nobody Knows You When You're Down and Out
09 Ain't Misbehavin'
10 Stardust
11 On a Slow Boat to China
12 Tennessee Waltz
 
 
 
Liner Notes 転載(息子さんの執筆です)
 
 幼少期の私にとって母の歌といえば、母が地元のお祭りで毎年必ず歌っていた「Release Me」です。偶然にも夏祭りにはいつも大学時代のカントリー仲間のバンドが呼ばれて演奏しており、舞台から、お約束どおりの流れで声をかけられて歌っていたようです。おかげで、カントリーには割と親しみ、興味がわいたものでした。
 小学生ながら、「Country Road」はもちろん、母が持っていたレコードで、「I Saw the Light」なんかもよく聴いた覚えがあります。父や叔父のギターで母が歌った「永遠の絆(Will the Circle be Unbroken)」なんかも、カッコいいな〜と思ったりしたものです。「君微笑めば(When You're Smiling)」がジャズのスタンダードであるということを知ったのはもっと後でした。そして母が歌う曲の中で最も聴き続けたのが、まさに世界でも何番目かに有名な、今回のCDにも収められている「Tennessee Waltz」です。身内として恥ずかしながら言ってしまえば、今回の録音は母がこれまで歌ってきた「Tennessee Waltz」の中でも過去最高の出来と言えます。
 それまでカントリー一辺倒だった母が、齢五十を過ぎて突如ジャズボーカルを目指し、レッスンに、ライブに、それはもう貪欲に取り組んで屈折20数年…。このCDはその時間が無駄ではなかったことを証明しているのではないでしょうか。言わずもがなですが、今回お相手してくれた秋田慎治さんの存在、演奏力、表現力によるところがとてつもなく大きく、秋田慎治さんにはどれだけ感謝してもしきれません。
 
 母、ことエラ斉藤の歌と言えば、特別テクニックがあるわけでもなく、とりわけジャズにおいては最も重要な「リズム」にはいつも苦労していました。英語の発音に関しても、きちんとわかる人の評価を聞いたわけではないけれど、まぁ合格点ではないことは確かでしょう。
 では、エラ斉藤の歌のどこが素晴らしいのか―
 誰もが知っている名曲を歌いながら、心から湧き出る“歌うことの喜び”を素直に表現している、その一点に尽きるのではないでしょうか。実は、この点こそが一番難しいことだと思うのです。アマチュアのジャズボーカルというと、発音や音楽的な理論・テクニックを重視するあまり、歌を楽しむというよりは、力みすぎたり、こねくりまわしたり、まるで一生懸命技術をひけらかしているだけのように聴こえてしまうことが往々にあるような気がします。
 
 今回のCDは、スタンダードの中のスタンダード、王道の名曲、珠玉の名曲の数々を、“秋田慎治”という名手のまさしく“魔法”にかけられ、純粋に楽しんでいる、そんな母、エラ斉藤の“歌うたい”という人生の集大成になっているのは間違いないです。
 
 母親の子守歌を聴く子供のような純粋な気持ち(笑)で、どうぞ最後まで聴いてみてください。(札幌・ジャムジカ 齋藤次郎)
 
 
amazonレビューより転載
 
投稿者:トールさん
 
心に語りかける歌声
 
数多くヴォーカルを聴いていると、歌詞の行間から歌い手のハートや人生観までもがふと伝わってくることがある。そんな時は、ヴォーカルを聴き続けてきて本当に良かったなあとつくづく思う。本作では、「Georgia on My Mind」、「Tennessee Waltz」などがそれにあたる。ジャズ・ヴォーカルの作法はこうだ、と勝手に思い込み、出所の知れた此れ見よがしのスキャットやフェイクを入れて歌詞を放り投げるヴォーカリストがいる中、聴く者の心にしみじみと語りかけるように綴られるエラ斉藤さんの歌唱は胸にしみる。歌詞を伝える、心を伝える、歌う喜びを伝える、それが歌うと言う事。そんなことをこのアルバムは教えてくれる。共演する秋田慎治氏(p)の巧さは言わずもがな、邦人女性作品ではあまり収録されることのないナンバー、「Nobody Knows You When You're Down and Out」や「Ain't Misbehavin'」、「On a Slow boat to China」などが入っているのも大きなポイント。
 
 


 
     
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